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zoom RSS THE Asia University Rankings 2016

<<   作成日時 : 2016/06/21 03:32   >>

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 前回のQuacquarelli Symonds(QS)に引き続きTimes Higher Education(THE)からも2016年のアジア大学ランキングが発表されました。
 まずもって衝撃的なのは、昨年までアジア首位を維持してきた東大が一気に7位に転落したことでしょう。また、京大も昨年までのトップ10から押し出されました。
 トップ100には昨年は我が国から19大学が入っていましたが、今年は14大学に減少。農工がトップ100に返り咲いた一方で、千葉、順天堂、慶応、神戸、岡山、早稲田がトップ100から落ちてしまいました。これにより、THEのアジアトップ100内から日本の私立大学は皆無となりました。
 なお、今年はトップ200までが発表され、我が国からは39大学がランクインしています。

【THE Asia University Rankings 2016】
日本国内順位(アジア順位):大学名〔ポイント〕
●:国立大学、▲:公立大学、○:私立大学

1位(7位):●東京大学〔67.8〕
2位(11位):●京都大学〔58.8〕
3位(23位):●東北大学〔48.0〕
4位(24位):●東京工業大学〔47.7〕
5位(30位):●大阪大学〔45.3〕
6位(34位):●名古屋大学〔44.8〕
7位(46位):●筑波大学〔37.4〕
8位(48位):●九州大学〔37.0〕
9位(49位):●北海道大学〔36.8〕
10位(52位):▲首都大学東京〔35.8〕
11位(59位):●東京医科歯科大学〔35.0〕
12位(73位):●広島大学〔32.0〕
13位(97位):●東京農工大学〔28.3〕
14位(99位):▲大阪市立大学〔27.7〕
15-16位(101-110位):●千葉大学、●金沢大学
17-20位(111-120位):○順天堂大学、○慶應義塾大学、●神戸大学、▲横浜市立大学
21-25位(121-130位):●熊本大学、●岡山大学、●徳島大学、○東京理科大学、○早稲田大学
26位(131-140位):●豊橋技術科学大学
27位(151-160位):●岐阜大学
28-29位(161-170位):○近畿大学、●東京海洋大学
30-36位(171-180位):●愛媛大学、●九州工業大学、●新潟大学、▲大阪府立大学、●埼玉大学、●信州大学、●横浜国立大学
37位(181-190位):●長崎大学
38-39位(191-200位):○東海大学、●鳥取大学

注)THE Asia University Rankings 2016のポイント(得点)の構成
 ・教育に関する研究者間評価調査(Reputation survey):10%
 ・学生あたり教員数(Staff-to-student ratio):4.5%
 ・博士号取得者比率(Doctorate-to-bachelor’s ratio):2.25%
 ・博士号取得者数に対する学部在籍者数(Doctorates awarded to academic staff ratio):6%
 ・教育事業収入(Institutional income):2.25%
 ・研究に関する研究者間評価調査(Reputation survey):15%
 ・研究事業収入(Research income):7.5%
 ・論文数(Research productivity):7.5%
 ・被引用論文数〔Scopusに依る〕(Citations (research influence)):30%
 ・留学生比率(International-to-domestic-student ratio):2.5%
 ・外国人教員比率(International-to-domestic-staff ratio):2.5%
 ・国際共同研究(International collaboration):2.5%
 ・特許収入(Industry income (knowledge transfer)):7.5%


 QSのアジア大学ランキングにおいて評価方法の変更がありましたが、THEのにおいても 昨年から変更点がありました。
@評価ポイントの構成の変更
 ・教育に関する研究者間評価調査を15%→10%に減。
 ・研究に関する研究者間評価調査を18%→15%に減。
 ・研究事業収入(Research income)を6%→7.5%に増。
 ・論文数(Research productivity)を6%→7.5%に増。
 ・特許収入(Industry income (knowledge transfer))を2.5%→7.5%に増。
A被引用論文数のデータベースの変更
 ・Thomson Reuters社からElsevier社のScopusに変更
B発表するランキングの範囲・区分の変更
 ・100位までの発表を200位までに拡大。101〜200位の間は10位おきの帯表示を採用。


 ポイント評価で15%分が移動したQSに比べて、8%分の移動のTHEは、その点での影響は少ないかなとは思います。それでも、これまでの研究者間での評判から8%分引かれ、収入確保での項目に6.5%も重きを置かれたということは、実用的学問を志向する大学への評価を高めるといった姿勢なんでしょうね。
 もう一つ、日本が不利になってしまったのは論文数のポイントが上がったこと。既に指摘されているとおり、このところ日本は論文生産が停滞している危機的な状況なのですが、ここのウエイトが上がったことのあおりをかなり受けているかと思います。
 ただ、一番大きいのは30%を占める被引用数を決めるデータベースの変更じゃないでしょうかね。具体的にどうこうと言及するだけの能力はこちらには無いのですが、QSとかなり類似したランキングになったと思います。

 昨年との比較では、ランキングで比較可能な20大学についてみれば、15大学がアジアランクを下げました。昨年既に崖っぷちに追い込まれていた千葉や岡山がトップ100から落ちたのはさもありなんとしても、早稲田、慶応、順天堂という私立が軒並み叩き落されています。
 その一方で、筑波、九大、北大、広島、農工がランクを上げました。このあたりはデータベース変更の影響があったのではと思うのですが、どうなんでしょうかね。もう少し細かくデータを見てみないと分からないところです。
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 国内に限定すると、軒並みアジアランキングを落とす中で、相対的に落ち幅が少なかったところが国内順位を上げています。東北は、東工大と阪大のほうが落ち幅が大きかったため、結果的に国内5位→3位へと上がりました。また、早稲田、慶応、神戸、岡山らが沈んだため、相対的に千葉や阪市が国内順位を上げています。
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 100位内までに示される獲得した総合ポイントをみると、QSでは大幅なポイント減が明確となった大学の多くがTHEでは100位外になってしまったため、果たしてどれぐらいポイントを落としたかは分かりません。ただQSと同様ならば相当のポイント減が想定されます。
 ポイントの変化が分かる範囲でみると、QSでは上位はポイント減が小さかったのですが、THEでは東大が最もポイントを落としたのが特徴です。一方で、名大、筑波、北大、九大、広島、阪市がポイントを上げました。そういった点ではTHEでは日本の上位大学内部の差が縮まったという傾向になっています。
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