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zoom RSS 二次配点率からみた国公立大学順位(2)実技を課す試験を除く

<<   作成日時 : 2016/01/31 20:54   >>

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 前回にて触れましたとおり、芸術などの実技系の試験を課す大学において二次配点率が高いところがある事に触れました。
 その技能をもって大学に進むわけですから、センターよりも実技が重視されるのは当然の話であります。
 ただ、それらの分野は一般的な学科試験とはかなり異なるではあり、同一評価はしづらい面があります。そこで、音楽・美術・デザイン・体育・スポーツなど、実技を課す試験種を対象外として二次配点率を算出し直してみました(実技が選択の場合は募集人数を按分)。なお、教育学部の芸術・体育などの教員養成課程で実技の試験があるものも除きました。
 結果は以下のとおりです。

 この条件での国公立大学募集人数全体で加重平均をすると、平均43.4%となりました。しかし、算出対象となる162大学中で平均を上回っているのは37大学に過ぎません。つまり、募集人数の多い大学=大規模大学ほど、二次への配点率が高いということです。その代表的なのが旧帝大などとなります。

 また、二次配点率が50%超、つまりセンターの配点よりも二次の配点が多い大学は20大学です。さらに、二次配点率が66.7%以上、つまりセンターの配点よりも二次の配点が2倍以上ある大学は7大学に過ぎません。難易度や必要得点率はさておき、ともかく極端な二次重視の配点をしている大学は数の上ではごくわずかとはいえます。 
 他方で二次配点率が33.3%未満、つまり二次の配点がセンターの配点の半分にも満たない大学は88大学あり、過半数に及んでいます。

【国公立大学の二次配点率順位】(2016年冬季入試、実技試験を課すものを除く)
( )内は二次配点率=二次配点÷(センター配点+二次配点)

1位:東京工業大学(97.9%)
2位:会津大学(81.8%)
3位:東京大学(80.0%)
4位:一橋大学(77.4%)
5位:京都大学(74.1%)
6位:筑波技術大学(74.0%)
7位:名古屋工業大学(72.0%)
8位:大阪大学(64.5%)
9位:東北大学(63.9%)
10位:名古屋大学(62.7%)
11位:九州大学(58.3%)
12位:千葉大学(56.8%)
13位:電気通信大学(56.7%)
14位:北海道大学(56.6%)
15位:筑波大学(53.1%)
16位:京都工芸繊維大学(52.8%)
17位:公立はこだて未来大学(52.7%)
18位:東京医科歯科大学(51.4%)
19位:奈良県立医科大学(51.0%)
20位:高崎経済大学(50.2%)
21位:東京藝術大学(50.0%)
22位:岐阜大学(49.9%)
23位:大阪府立大学(49.4%)
24位:広島大学(48.9%)
25位:お茶の水女子大学(48.6%)
26位:奈良県立大学(48.4%)
27位:神戸大学(47.9%)
28位:大阪市立大学(47.2%)
29位:金沢大学(46.6%)
30位:名古屋市立大学(46.5%)
31位:福島県立医科大学(45.2%)
32位:横浜国立大学(45.1%)
33位:京都府立医科大学(45.1%)
34位:熊本大学(44.3%)
35位:東京外国語大学(44.2%)
36位:滋賀大学(44.1%)
37位:首都大学東京(43.9%)
38位:和歌山県立医科大学(42.8%)
39位:九州工業大学(42.4%)
40位:滋賀医科大学(42.0%)
41位:東京農工大学(41.5%)
42位:国際教養大学(41.3%)
43位:京都府立大学(41.1%)
44位:岡山大学(40.8%)
45位:旭川医科大学(40.7%)
46位:九州歯科大学(40.0%)
47位:愛知県立大学(40.0%)
48位:長崎大学(39.8%)
49位:奈良女子大学(39.4%)
50位:弘前大学(39.2%)
51位:兵庫県立大学(39.1%)
52位:広島市立大学(38.9%)
53位:三重大学(38.9%)
54位:新潟大学(38.4%)
55位:和歌山大学(38.4%)
56位:横浜市立大学(38.1%)
57位:浜松医科大学(37.1%)
58位:福井県立大学(37.1%)
59位:秋田県立大学(36.8%)
60位:岩手県立大学(36.8%)
61位:滋賀県立大学(36.6%)
62位:徳島大学(36.1%)
63位:富山大学(35.8%)
64位:鹿児島大学(35.6%)
65位:岩手大学(35.3%)
66位:東京海洋大学(34.6%)
67位:信州大学(34.5%)
68位:岐阜薬科大学(34.5%)
69位:札幌医科大学(34.4%)
70位:静岡大学(34.1%)
71位:愛媛大学(34.0%)
72位:福井大学(33.9%)
73位:北九州市立大学(33.8%)
74位:愛知教育大学(33.5%)
75位:静岡県立大学(33.3%)
76位:富山県立大学(33.2%)
77位:釧路公立大学(32.9%)
78位:山梨大学(32.9%)
79位:福岡女子大学(32.6%)
80位:埼玉大学(32.6%)
81位:熊本県立大学(32.5%)
82位:佐賀大学(32.3%)
83位:群馬大学(31.8%)
84位:東京学芸大学(31.7%)
85位:宮城大学(31.4%)
86位:千葉県立保健医療大学(31.3%)
87位:秋田大学(31.2%)
88位:高知工科大学(31.0%)
89位:青森公立大学(31.0%)
90位:岡山県立大学(30.9%)
91位:大分大学(30.8%)
92位:茨城県立医療大学(30.8%)
93位:島根県立大学(30.6%)
94位:高知県立大学(30.5%)
95位:帯広畜産大学(30.1%)
96位:宮城教育大学(29.9%)
97位:下関市立大学(29.8%)
98位:神戸市外国語大学(29.6%)
99位:宮崎大学(29.3%)
100位:新潟県立大学(29.2%)
101位:神奈川県立保健福祉大学(29.2%)
102位:静岡文化芸術大学(29.1%)
103位:大阪教育大学(28.9%)
104位:島根大学(28.8%)
105位:鳥取大学(28.7%)
106位:大分県立看護科学大学(28.6%)
107位:山形県立保健医療大学(28.5%)
108位:山形大学(28.3%)
109位:京都教育大学(28.3%)
110位:愛媛県立医療技術大学(28.2%)
111位:尾道市立大学(27.9%)
112位:奈良教育大学(27.8%)
113位:高知大学(27.4%)
114位:山口大学(27.4%)
115位:県立広島大学(27.3%)
116位:長岡技術科学大学(27.3%)
117位:宇都宮大学(27.3%)
118位:琉球大学(27.2%)
119位:小樽商科大学(27.0%)
120位:福岡教育大学(26.7%)
121位:北海道教育大学(26.6%)
122位:福島大学(26.5%)
123位:長岡造形大学(25.6%)
124位:兵庫教育大学(25.0%)
124位:金沢美術工芸大学(25.0%)
124位:福岡県立大学(25.0%)
124位:宮崎公立大学(25.0%)
124位:沖縄県立芸術大学(25.0%)
129位:都留文科大学(24.9%)
130位:石川県立看護大学(24.2%)
131位:福山市立大学(23.5%)
132位:山口県立大学(23.4%)
133位:山形県立米沢栄養大学(23.1%)
134位:岐阜県立看護大学(23.1%)
135位:敦賀市立看護大学(23.0%)
136位:前橋工科大学(22.9%)
137位:北見工業大学(22.3%)
138位:群馬県立女子大学(22.2%)
139位:三重県立看護大学(22.0%)
140位:豊橋技術科学大学(21.4%)
141位:名寄市立大学(21.3%)
142位:公立鳥取環境大学(21.2%)
143位:山梨県立大学(21.1%)
144位:鳴門教育大学(20.9%)
145位:宮崎県立看護大学(20.6%)
146位:神戸市看護大学(20.4%)
147位:長崎県立大学(20.4%)
148位:青森県立保健大学(20.1%)
149位:石川県立大学(20.0%)
150位:香川大学(19.3%)
151位:新潟県立看護大学(19.0%)
152位:室蘭工業大学(18.5%)
153位:埼玉県立大学(18.1%)
154位:茨城大学(18.0%)
155位:名桜大学(16.0%)
156位:群馬県立県民健康科学大学(15.4%)
157位:札幌市立大学(13.7%)
158位:長野県看護大学(13.2%)
159位:新見公立大学(12.5%)
160位:沖縄県立看護大学(10.0%)
161位:香川県立保健医療大学(8.1%)
162位:上越教育大学(0.0%)
注)夜間・二部は含まない

 これを、今年のセンター試験での各大学平均のボーダー得点率(河合塾発表による合格可能性が50%と予想されるセンター試験の得点率を試験種別の募集人数で加重平均した値)とクロスさせると下図のとおりです。
画像

 二次配点率とボーダー得点率との間では、単純な線形回帰からは高い相関を得られていません。得点率の変化が小さいのと、帯状に見えるものの幅が広いこともあるんでしょう。
 ただ、プロットの結果に対して、感覚的には左下から右上への右肩上がりの分布に見えるんじゃないでしょうか。
 つまり、センターで求められる得点率が高い難関な大学ほど、二次配点率も高い、と。そして、プロット数のわりには募集人数をもとにした加重平均値は右上に寄るわけですから、大規模大学ほど難関で二次配点率の高い所に位置している状況であることがわかるんじゃないでしょうか。

 前にも述べましたが、理系の場合はセンターで問われていない範囲を課す関係で二次の比率が高かったりします。一方で教員養成系などは幅広く設問されるセンター試験に重きを置くといったことで二次配点を無理に挙げなくて良いという面もあるかと思います。これらの学部・学科ごとの違いを募集人数の大小で総合しています。理系中心のところと教員養成中心のところを同じに扱って良いか否か、あるいはセンターでの科目数の違いなどもあります。
 もう少し分野別などに絞って大学間評価は必要かと思いますので、それはまた次回以降。
 とりあえず、分野ごとの募集人数の差も大学の特徴と割り切った上で全体合計の二次配点率を今回比べてみた次第です。
 

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(参考)河合塾による2016年センター試験のボーダー得点率の加重平均値(国公立)
 前回、プロット図で使いました河合塾発表の今年のセンター試験の各試験種ごとのボーダー得点率(合格可能性が50%と予想されるセンター試験の得点率)を大学ごとに募集人数で加重平均した値を参考までに載せておきます。  センターで課せられてる教科・科目の種類や数、配点などを無視しつつの平均ですから、いろいろ悩ましい数値ですが、大雑把な参考程度に考えて頂ければと思います。 ...続きを見る
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2016/01/31 21:17

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